この記事では残業のデメリットについてまとめました。長時間労働の会社は、もうオワコンです。
全ての会社員は定時退社するべき。
結局のところ、脱社畜するには定時退社するしかないんです。
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会社でのムダな残業は人生にとってマイナスでしかありません。オーナーや創業者でなく従業員であればなおさらですね。僕はブラック企業時代に毎月200時間以上残業をしていたため、とても大きな損失を被りました。
会社員という雇用形態で働く以上は、「定時退社で帰社するのが当たり前」という感覚を持っておいた方がいいです。
もしそれがなくて働き続けていると、会社独自の文化や空気にいつの間にか飲み込まれて”搾取されやすい体質”にだんだん変わっていきます。こうなると人生を好転させるのがかなり難しくなりますね。
このあたりについて解説します。
成果を出すのが下手な会社で頑張るより、自分で自分の時間に投資した方が確実に大きいリターンを得ることができます。
全ての会社員は定時退社するべき。残業に意味は無い
定時退社できないヤバさ
そもそも定時退社できない会社は基本的に将来性が低く、色んな意味でヤバいことがたくさんあります。成果よりも慣例や文化を大事にしようとする時点で終わっていますから。
早く帰ることがまるで罪のような空気感、日本企業の悪しき風習ですね。残業には負の連鎖を生むやっかいな性質があります。
残業の負の連鎖
- 上司が帰るまで帰れない
- 生産性が明らかに下がる
- 仕事してるフリをしないといけない
こういうのって成果や生産性とは全く無縁の文化ですよね。長時間会社にいることが正義みたいな考え方はまじでヤバすぎます。
価値も未来もない会社
そもそもなんですが、残業しまくらないといけない会社や社員を疲弊させないと存続できないような会社って社会的な存在価値が薄いです。むしろ社会悪になっている可能性すらあります。
サービス残業しないと存続できないような会社に未来はないので、すぐに転職することをお勧めします。
かつての僕もそうでしたが、そんな価値の低い会社で頑張ってしまうのは自分を安売りしているのと同じことです。
価値の低い会社は最終的にどうなっていくのか、またそんな所で頑張ってしまうとどんな被害があるのか、実例でご紹介します。
ブラック企業の末路
僕が勤めていた会社は典型的なブラック企業で、サービス残業など当たり前(正確には残業という概念がない)の会社でした。僕が在籍していた3年ちょっとの間に、どれだけの人が入れ替わったことか。
人が入っては辞め、辞めてはまた入っての繰り返しです。それでも会社は姿勢を変えず、早朝から深夜まで無意味な会議やミーティングを繰り返しました。
その結果、最終的に誰もいなくなりブラック企業は見事に消え去りました。自分の働き方を見直すか、自分の働く会社を見直すかどちらかの対策を取りましょう。
自分の働き方や働く会社を見直すキッカケにはなりましたが、早めに行動を起こさないと大きな代償を払うことになります。
言うほどみんな働いていないので定時で帰ろう
上場企業の残業時間は?
日本人はいつも働いているとか日本のサラリーマンは働きすぎだとかよく言いますが、上場企業の平均残業時間がどれくらいかご存知でしょうか。実は言うほどみんなそこまで働いていません。
上場企業の月平均残業は2017年で平均19時間26分、2018年で平均18時間57分。たったこれくらいです。平均有給取得数は年間で約10日間ほど。
今の会社で毎月20時間以上残業していて上場企業よりも年収が低い場合、働く場所や働き方を変えた方がいいということですね。長時間労働はただの消耗です。
月平均20時間残業で年間で約10日有給を取得しているのが日本の代表的なビジネスマンたちの働き方です。世界基準から見るとそれでも働きすぎなようですが。
働くほどに下がる生産性
結局のところ仕事において最も大事なことは最終的にどれだけ成果を残すかなので、理にかなわない企業風土や文化は生産性の邪魔でしかありません。長時間ムダに働くほどに生産性は下がるのです。
僕の経験上、36協定(時間外労働における労使協定)の残業上限である1ヶ月45時間以上の残業をしていると確実に生産性は下がります。
パーキンソンの法則
仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて使い切るまで膨張する。
仕事は業務時間を長くすればするほど、それに合わせて完了するように自然と(無意識的に)調整されるという法則があります。つまり生産性が下がるだけになるということです。
長時間労働は犯罪である
はっきり言って、36協定を超えるような長時間労働はただの犯罪です。上場企業では労働組合やコンプライアンスにうるさいので意外と残業時間は少ないですが。
月に50時間とか100時間も残業している人は、早めにその異常性に気付いて下さい。昔の僕のようにワーカホリック(病的仕事中毒)状態になると、なかなか客観的に気づきにくくなってしまいますので・・。
残業半減、残業禁止にして業績アップした会社はいくつもあります。違法な長時間労働は経営者が社員を信用していない証拠です。
家に早く帰らせたくない会社や経営者は、自分の社員をまるで信用していないのでしょう。長時間拘束することがさらに社員の士気を下げているというのに・・。
どうせ頑張るのであれば・・
年収の限界は分かっている
会社員として仕事頑張ることは決して無駄ではありません。大資本や大きな仕組みの中でしか経験できないこともたくさんあるし、その中にいるからこそ会える人たちもいるわけです。
だから決して無駄ではありませんが、ただ一つはっきりしているのは年収の限界がある程度分かっているということですね。
会社員の給料で年収1,000万円はかなり凄い。ただしほとんどの場合が不自由人であり、年収上限も決まっています。
会社員の給料で年収1,000万円越えとなるとかなり凄いですが、それに応じた相応の努力と犠牲が必要ですよね。そして今度はそこを維持するのに精一杯で、年収1,000万が限界点だと言っていいでしょう。
どこにエネルギーを注ぐか
これは本当に僕がいい例ですが・・
会社の業務(他人が創り出した仕事)をそこまで頑張れる人であれば、そのエネルギーを自分で作り出したビジネスや副業に注いだ方がよっぽど豊かになれます。
会社に注力することは無駄ではありませんが、ある程度まで行くともう天井は決まっているんです。なのでそこから先は奉仕行為と等しくなっていきます。
僕自身もこれまで無駄にした時間も大きいですし、他人のために注いできてしまった労力もかなりあります。でも少しずつ行動を変えてきました。
年収上限のない領域で頑張る
会社員として生きる上で豊かになるための結論は、自分のビジネスを(ブログやHPなど)を大きくしていくか副業でせっせと頑張ること。これしかないと思います。
つまり年収上限のない世界で頑張る、そこにエネルギーを注ぐことが重要だということです。そして労働収入から事業収入へとシフトしていけばさらなる自由や豊さが見えてきます。
努力する場所を変えよう
会社収入には限界があります。定時退社してまずは時間を確保し、その時間で副業を育てましょう。副業には天井がありません。動画編集やプログラミングなど、自分で稼げば世界は大きく変わります。
会社員は定時退社で自分の時間を確保した時、やっと人生を好転させることができるようになります。年収上限のない領域を開拓してそこで頑張りましょう。
サービス残業を強いられるようなブラックな会社であればすぐに転職した方が身のためです。残業を減らしたのにむしろ業績が上がっているような、成果にコミットしている会社を選びましょう。