月200時間残業の元社畜が語る本当にヤバいブラック企業の実態とそこを脱出する方法とは?

数年前まで正真正銘の社畜でした。
当時は毎月200時間以上残業していました。ブラック企業の経験者は多いと思いますが、200時間超え経験者はさすがに少ないです。

「残業200時間はさすがに盛りすぎでは?」みたいなことを言われたりもしますが、正真正銘本当の体験談です。

本記事の内容
  1. 残業200時間越えの世界とは
  2. 残業代請求の準備をしよう
  3. 社畜を救うのは「勤怠記録」

この記事を書いた人

ひろ(@hiro07blog

上場企業からベンチャー企業・ブラック企業で社畜まで経験してきた僕が、働き方を見直すコツをお伝えします。

HIRO

この記事では毎月200時間残業が当たり前だったブラック企業の実態とそこを脱出するコツをまとめました。

200時間なんてもちろん違法です。
しかし、将来成功したいとか自己成長したいという気持ちが少しでもある人は気をつけて下さい。

若年世代の「やりがい搾取」をしようとするブラック企業は今も確実に存在していますからね。

ブラック企業で実際に起きたこと
  • 寝る前に動悸がする
  • なぜか不倫が流行する
  • 毎日誰かが罵倒、叱責される
  • 逆にハイになる人が出てくる
  • これだけ働いても胸ぐら掴まれる
  • 社用車を運転中に意識を失い電柱に正面衝突

思考停止せずブラック企業から抜け出す方法もまとめましたので、今まさに残業地獄で苦しんでいる人の参考になれば幸いです。

4年近く勤めていましたが、ある種「戦争体験」のような期間だったと思います。ド底辺人生を経験してきた僕が、残業200時間越えがどんな世界かをお伝えします。これがブラック企業の実態です。

もくじ

200時間越え残業はハンパじゃない世界

200時間越えのスケジュール

200時間越えの世界は超異常です。
異常すぎて、恐らく普通の人には想像もつかないと思います。どんな生活をしたらそんな計算になるのか、不思議ですよね。

まず当時のスケジュールからご紹介します。
今振り返っても本当に異常な世界です。

職種は不動産で、売買と賃貸管理がメイン。
朝から異様な大声で朝礼をする、典型的な体育会系です。

平均的な1日のスケジュール
  • 06:45  起床
  • 08:00  出社 掃除開始
  • 08:30  朝礼 経営理念唱和
  • 09:00  部門別ミーテイング
  • 09:30  全体ミーテイング
  • 10:00  営業開始(開店)
  • 14:30  昼食
  • 19:30  終業、閉店
  • 20:00  全体会議、報告会
  • 21:30  管理職ミーテイング
  • 22:30  残務整理開始
  • 25:30  退社

これが平均的な1日です。
朝8時が出社なので本来の定時は17時なんですが、もちろんそんな時間に終わるわけありません。毎日8時間以上残業です。

HIRO

休みは週に半日あればいい方。毎日8時間以上残業×25日で、あっという間に200時間越えです。

業績が悪かったり問題が起こったりすると、管理職は社長自宅へ呼び出され、そこでまた延々と叱責が行われます。自分の仕事をこなす時間が取れず、余計に仕事をしないといけなくなる負のループです。

日々の仕事が全然追いつきません。
なので日曜日も半日くらいは出社して、自分の仕事をしていました。週に半日休めればいい方、という感じでしたね。

プライベートはほぼ無し

もちろんこれより遅い日もあります。
あくまで平均的な1日の例なので。こんな生活をしていると、想像のとおりプライベートな時間はほぼ取れません。

勉強会や反省会、社長から激怒の時間を入れたりするとまだまだ遅くまで会社にいないといけないこともありました。

ブラック企業はとにかく束縛が大好き。
社員に自由時間を与えることは罪のように思っています。やっと休みを確保した社員も、ゴルフやなど会社の強制イベントで潰されます。

どう考えてもおかしな会社ですがついてこれないヤツは逃げだみたいな空気がどっぷりあったので、ある種オカルト団体のようでしたね。

正常に考える暇すら与えない

今思えばそこで思考停止してしまった当時の自分が悔やまれますが、これも全てブラック企業の策略です。正常に考える時間すら与えないのです。

長時間労働=正義
こう考える会社は、そもそもビジネスが下手な会社であることが多いです。

社員を疲弊させないと存続できない会社は、そもそも存在意義が薄いです。生産性が高く利益を上げている会社ほど労働環境が良いですね。

そこで働くことで自分が吸収できるものがどれくらいあるか?ただ一方的に労働力を提供するだけの状態なら、消耗するだけなので早めに見切りをつけることをお勧めします。

社畜は「残業代請求」の準備をしておこう

ブラックには残業代という概念が無い

ブラック企業に「残業代」という概念はありません。
おそらく多くのブラック社畜のみなさんは、ほぼほぼ無給に近いくらいの残業代しか支給されていないはずです。

当時の自分の給与明細にも「残業代」という項目はありませんでした。多くのブラック企業では、みなし残業代や役職手当などの○○手当でごまかされます。

始業の時だけタイムカードを押し、あとは社労士とグルになって実働時間を誤魔化すのがブラック企業の特徴です。大変かもしれませんが、正当な残業代請求のために勤怠記録を毎日つけておくことをお勧めします。

長時間働きながら毎日の勤怠記録をつけるのは大変かもしれません。だけど、後でこれをやっておけば良かったと、辞めてから悔いが残りますよ。

残業代はもちろん請求できる

残業代の請求の時効は2年間です。
なので会社で不当な扱いを受けている人は、辞める準備をしつつ虎視眈々と勤怠記録をつけておきましょう。

僕はこれをやってなくて大損しました。
深夜割増も計算していいので、おそらく当時の自分の正当な残業代を計算したら1,000万円近くになっていたと思います。

残業代未払いを受け入れてしまうと全てがおかしくなるので、正当な権利を行使することに遠慮は無用です。

残業時間は失業保険にも影響する

退職を検討する時にどうしても気になるのが失業保険についてです。自己都合退職の場合は労働者がどうしても不利になります。

自己都合退職の場合は、失業保険が3ヶ月間給付されない「待期期間」というものがあり、この間の収入が0になるためここがネックに。社畜が辞めたくてもすぐに動けない大きな理由の一つです。

会社辞めたい→忙しすぎて転職の準備できない→失業保険がある!→3ヶ月間もらえない(実質支給日は約4ヶ月後)→最低でも100万円くらい失う→転職やめとこう・・

この負のループですね。だけどここでもポイントになるのが勤怠記録なのです。しっかりした証拠になる勤怠記録は、ブラック社畜を救ってくれます。失業保険に影響する理由を下記で解説します。

勤怠記録こそが社畜を救ってくれる

まずは離職票をもらうこと

悪質なブラック企業の場合、辞めた人間の処理などどうでもいいのでなかなかまともに対処することがありません。だけど毅然とした態度で臨み、出すものはきちんと出させるという姿勢が重要です。

*退職後まず何より必要になるのが「離職票」ですが、ブラックになればなるほどこれが届くのが遅い!です。

しかし10日~2週間待っても届かない場合は雇用保険法違反になるので、自分で会社に警告するかハローワークから法律違反だと会社に指導してもらいましょう。

失業保険は残業時間で条件が変わる

長時間残業社畜の人は、離職票をもらったらすぐに失業保険の手続きに入って下さい。あまりに残業時間が長いと特定受給資格者(会社都合退職)扱いになることがありますので、ここが重要なポイントです。

退職前6ヶ月間の記録を確認

  • 3ヶ月連続で45時間以上の残業
  • 1ヶ月間で100時間以上の残業
  • 2ヶ月で平均80時間以上の残業

があった場合、この場合はなんと「特定受給資格者」として、会社都合と同じ待遇で失業給付を受けられる可能性があるんです。つまり3ヶ月間待たなくていい、ということ。

詳細はハローワークのHP をご確認下さい。
ここで重要になるのが勤怠記録、つまり残業の証拠です。

全ては残業の証拠がモノを言う

しかし、先に述べたように、始業の時だけタイムカードを押し、あとは社労士とグルになって実働時間を誤魔化すのがブラック企業の特徴です。

もちろん残業代を払いたくないので、きっと必死にチョロまかそうとするでしょう。そんな時は勤怠管理の無料アプリなどで記録を付けておきましょう。

GPSにより残業の証拠を自動で残すことができて、さらに残業代の計算も自動で行ってくれるので、未払い残業代の請求をする際にも使えます。なんて便利な時代なんだ・・。

ブラック企業と闘うのに「1から10まで自分で全て準備する自信が無い」という人は、退職代行など専門家に相談するのももちろんアリです。

社畜は決して思考停止しないこと

ブラック社畜になればなるほど忙しい毎日ですが、重要なのは決して思考停止しないことです。広い視野を持ち、残業が当たり前じゃない世界があることを知りましょう。

働きながら「思考停止」してしまうと、かつての僕のように多大な時間を失ってしまいます。勤怠記録アプリや退職代行もあるので、何より貴重な自分の時間は全て自分のために使いましょう。

会社員なら理想は副業や定時退社。副業やスキルアップに時間を使えるようになると、人生が少しずつイージーモードに変わっていきます。まずは残業地獄から抜け出しましょう!

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