
ブログのジャンルってどう選べばいいんだろう?お勧めのジャンルとかあるのかな。
こんな疑問にお答えします。
ブログのジャンル選びは超重要です。
特に個人ブログではジャンル選びで勝敗が完全に分かれます。勝てるジャンルと勝てないジャンルがあるからです。

個人ブログでは「非常に勝ちにくいジャンル」があるのでそこは避けるのが無難です。
逆に勝ちやすい場所もあります。
ここの選択が勝負を左右しますよ。
本記事ではブログで確実に避けておいた方がいいジャンルと、選ぶべきジャンルについて解説します。
ブログで非常に勝ちにくいジャンルとは?

YMYLジャンルは避けよう
まずここは絶対に避けましょう。
Googleが重要視する『YMYL』とは、「Your Money or Your Life」の略語です。
YMYLとは、ユーザーの経済面・健康面・人生に大きな影響を与える領域のこと。Googleが特に厳格に評価するジャンルのことです。
ここはかなり厳しいです。
ガイドラインでも発表されています。
具体的には以下のとおりです。
- ニュース・時事問題
国際問題や政治関連の情報を扱う(エンタメやスポーツは除く)サイト - 公共サービス・法律
法的情報を扱う(遺言書の作成、離婚、裁判)サイトなど - 金融・お金
FX、株式、投資信託、クレカ、キャッシュカード、保険を扱うサイト - ショッピング
オンライン上で商品購入などを行うECサイトなど - 健康・安全
病院や医療関連(整形、健康、薬、メンタル、栄養)など - 人・グループ
人種や宗教、性別などについて扱うサイトなど - その他
大学、就職や自動車の安全に関するサイトなど
このジャンルはやめておきましょう。
特に個人ブログではGoogle検索での上位表示はかなり難しいです。
YMYL領域はアップデートの影響が非常に大きく、その道の専門家が書いている記事じゃないとGoogleからは評価されにくくなりました。
競合の多すぎるジャンルも狙うのは難しい
次に考えるのが「競合」の数です。
Google検索で確認していきましょう。
検索した時に上位表示されるのが公式サイトだらけとか、権威ある専門家による専門サイトが多いとかならちょっと厳しめです。

脱毛、薬剤師転職、クレジットカードとかまさにそうだよね。
報酬単価の高いジャンルがそうです。
当然ライバルサイトも多いですね。
競合は絶対に意識しましょう。
これは検索すればすぐに確認できます。
競合を確認しよう
- 難易度大
検索上位10位内に公式サイトや専門サイトが6個以上 - 難易度中
検索上位10位内に公式サイトや専門サイトが3~4個 - 難易度小
検索上位10位内に公式サイトや専門サイトが2個以下 - チャンス大
検索上位10位内に公式サイトや専門サイトが0
Googleは権威性も重視します。
権威ある専門家は例えば「医師」「薬剤師」「心理学者」「カウンセラー」「大学教授」など様々です。
個人ブログより優先されて当然ですね。
初心者がこの辺りの競合とわざわざ戦うのは得策じゃありません。
競合の確認は必ずやっておきましょう。
周囲があまりに強そうなサイトばかりなら、初心者のうちは特に避けておいた方が無難です。
ブログで狙うべきジャンルとその選び方

まずは検索数の多いジャンルから探る
最初に重要なのは「検索数」です。
どれだけ自分が書きたいジャンルでも、あまりに二ッチすぎるジャンルだとそもそも誰からも検索されませんよね。
まずそのジャンルに「需要」があること。
需要=常に多い検索数、です。
しかし中には一時的に需要が上がる事もあります。話題性やトレンドなどですが、できれば一時的ではなく、常に検索数が多いジャンルが良いですね。

一時的な話題性でアクセスを集める手もあるけど、長続きはしないってことだね。
普遍的に検索されるジャンルがお勧めです。
それが「悩み系キーワード」と呼ばれるジャンルになります。
常に検索数の多い悩み
- 仕事系(転職・副業)
- 美容系(化粧品・エステ)
- 美容系(ニキビ改善)
- ダイエット系(痩せる方法)
- 恋愛系(モテる方法)
- 恋愛系(マッチング系)
- ペット系(しつけなど)
- ゲーム系(攻略法やアプリ)
- 自動車系(中古車・買取)
- 通信系(回線・格安SIM)
- 勉強系(資格や学校)
- 娯楽系(エンタメ)
- 娯楽系(ヒマつぶし)
例えばこの辺りです。
人の「悩み」に関するジャンルは常に需要があり、普遍的に検索されているので変動が少なく安定性が高いのが特徴です。
誰からも検索されないような特殊すぎる趣味やジャンルでは、ブログ収入につながりにくいです。ある程度は需要があるジャンルにしましょう。
そのジャンルの報酬単価を調べよう
次に重要なのは「報酬単価」です。
これはASP(アフリエイトサービスプロバイダ)で報酬単価を見れば分かります。広告によってかなり差がありますよね。
報酬単価が極端に低いのは要注意です。
ブログ収入が伸びにくくなります。
単価が高いに越したことはありません。
ライバルサイトを気にせずに「報酬単価のみ」で選ぶなら、単価の高いジャンルはある程度決まっています。
報酬単価の高いジャンル
- 転職サイト
平均報酬単価5,000~12,000円 - ITエンジニア転職
平均報酬単価15,000~20,000円 - プログラミングスクール
平均報酬単価10,000~20,000円 - 薬剤師/看護師転職
平均報酬単価20,000~30,000円 - エステ体験
平均報酬単価5,000~12,000円 - 脱毛
平均報酬単価8,000~15,000円 - プライベートジム
平均報酬単価10,000~15,000円 - 結婚相談所
平均報酬単価10,000~20,000円 - マッチングアプリ
平均報酬単価3,000~5,000円 - 精力剤
平均報酬単価3,000~8,000円 - 中古車買い取り
平均報酬単価5,000~10,000円 - インターネットプロバイダー
平均報酬単価5,000~12,000円 - 英会話スクール
平均報酬単価3,000~10,000円
ざっくりこんな感じです。
やはり「悩み系キーワード」の関する広告は需要もあって平均単価も高めです。
結婚相談所や看護師転職などは単価も高く、広告の数も多いので魅力的ですが、やはり競合サイトと自分が戦えるかどうかによりますね。

競合が多いジャンルでもそのジャンルで仕事の経験や実績があれば勝負は可能です。

自分の経験や実績で記事を書ける人ならまだOKで、それ以外の人は競合少な目を狙った方がよさそうだね。
まずはほどほどの報酬単価がお勧め。
いきなり平均報酬単価10,000円あたりを狙っても、アクセスも集まりにくいし、成約させるのも難しいです。
最初は平均単価2~3,000円でも十分です。
まずは「稼ぐ」体験と実績を作りましょう。
ブログが育てば徐々に競合サイトとも戦えるようになってきます。いきなり強者と戦わず、焦らずコツコツ進めていきましょう。
ジャンルを絞って深堀りしていこう
ジャンルは複数選択してもOKです。
しかし最終的にはある程度の方向性を固めて、そのジャンルを深堀りしていくというスタイルにしていきましょう。
Googleは「専門性」を重要視しています。
例えば副業/転職のブログで、脱毛や結婚相談の記事もごちゃ混ぜにすると、サイトの一貫性が無くなってしまいます。
ジャンルは複数選択でもOK。
しかし関連するジャンルまでに留めておきましょう。

個人ブログが少しでも専門性を高めるには、特定のジャンルに絞って深堀りすることが重要です。

関連するジャンルに絞って、何を発信しているブログか明確になっていた方が良いってことか。
最初は雑記ブログでも良いと思います。
しかし徐々に方向性を定めて、自分が深堀りできそうな分野を見極めていくのが良いと思います。
まとめ:ブログのジャンルは徐々に的を絞っていこう

避けるべきジャンルと選ぶべきジャンル
それではまとめです。
ブログのジャンルを決める時の避けるべきジャンル・選ぶべきジャンルについておさらいしていきましょう。
これで決まりますからね。
戦う場所選びが超重要でした。
避けるべきジャンル
- YMYLのジャンル
→YMYLに関わるジャンルは権威性高い専門家サイトだらけでGoogleの評価基準が厳しい - 競合が強すぎるジャンル
→検索した時に上位10位内に公式サイトや専門サイトが多いジャンルで戦うのは厳しい
選ぶべきジャンル
- 検索需要のあるジャンル
→ニッチすぎるジャンルは誰からも検索されずアフィリエイト広告が無い事もある - 報酬単価が安定したジャンル
→平均報酬単価が高すぎず低すぎないジャンルで初めから高望みしないことがポイント
この選び方です。
報酬単価はまずは「そこそこ」で全然OKです。初めから高望みすると、お待ちかねの初報酬はどんどん遠ざかってしまいますよ。
最終的なジャンルの絞り方
そして最終的にジャンルを絞ります。
ここは最初からいきなりじゃなくてもいいので、徐々に自分が深堀りできそうな分野を見極めていけばOKです。
最初は雑記ブログ的でもOKです。
しかし関連するジャンル3つくらいまでにしておきましょう。
ジャンルが5つ以上はお勧めしません。
方向性がブレブレになります。
ジャンルを限定すれば徐々に的が絞れます。
ブログに訪れた読者も「濃いユーザー」が集まりやすくなるので、今度はアフィリエイトの成約率アップにもつながりますよ。

ジャンルがバラバラだと読者もバラバラで、アフィリエイト広告の成約率も下がるってことだね。

濃い読者に来てもらうためにも、ブログのジャンルはできるだけ絞っておいた方が良いですね。
それが専門性にもつながります。
訪れた人も何を発信しているブログなのか迷うこともなくなりますからね。
自分が得意そうなこと、専門性を発揮できそうな分野を探して、あとは競合サイトと報酬単価を調べる。この流れで徐々にジャンルを絞り込んでいきましょう!