光コラボレーションとは？光コラボ事業者の仕組み、キャンペーンや切り替えのメリットについて

最近良く聞く「光コラボ」って何のこと？？今までの光回線と何が違うのかな。

『光コラボ』はNTTの『フレッツ光』の回線を借りて提供されている光回線です。詳細を本記事でまとめした。

光回線の数は日々増え続けています。
今や光回線サービスの数は全国で600以上とも言われていて、その種類や違いを把握して選ぶのはますます難しくなってきました。

プロバイダ事業者からも多様なネット回線サービスが提供されており、光回線の選び方はより複雑になる一方です。

その中でも光コラボはスマホとのセット割引や独自のキャンペーンが非常に多彩なため、私たち利用者にとって見逃せない光回線サービスとなっています。

本記事では最近特に増えてきている「光コラボ」というインターネット回線について解説します。

光コラボレーションとは？

フレッツ光の卸売販売

そもそも光コラボとは何なのか？
一言で言うと「NTT東日本、NTT西日本のフレッツ光回線を各プロバイダや各携帯キャリアが借り受けて展開する光回線サービス」のことです。

フレッツ光の回線、がポイントですね。
NTTのフレッツ光回線を各事業者が借りて、そこに独自にサービスを付帯して提供しているのが光コラボというわけです。

2015年2月からNTT東日本・西日本は、インフラを持たない事業者へ向けて光回線（フレッツ光）の卸販売を開始。そのことを「光コラボ」または「光卸」といいます。

フレッツ光の卸売が光コラボなんですね。
NTTで光コラボの提供開始についてが発表され、ここから「転用」という概念も始まることになりました。

回線の卸提供を受けた事業者は、FVNO（仮想固定通信事業者）として独自ブランドの光回線サービスを展開できるようになったんです。

光回線の種類

回線の種類	回線の特徴	代表例
NTT光回線	全国に敷設された光回線を使用	フレッツ光
光コラボレーション	NTTの光回線を利用	・ドコモ光 ・ソフトバンク光 ・ビッグローブ光 ・So-net光 ・OCN光 ・excite光
ダークファイバー系	NTTが普段使用していない回線を利用	・auひかり ・NURO光
電力会社系	電力会社が独自に整備した回線を使用	・eo光 ・BBIQ光 ・ピカラ光 ・コミュファ光

光コラボに参入した主な事業者

でもフレッツ光の卸売と聞くと、性能がフレッツ光よりも劣るようなイメージを感じてしまうね。

全然そんな事ないですよ。むしろメリットが大きいので、次はその詳細を見ていきましょう。

光コラボの特徴と選ぶメリット

光コラボの特徴とは？

光コラボの元はフレッツ光です。
ドコモやソフトバンク、ビッグローブやSo-netなどの事業者が、NTTの光回線を使って提供しているサービスです。

つまり光コラボと言っても、フレッツ光で使用していた回線を借りているだけなので、回線そのものは同じなんですね。

光コラボはフレッツ光と回線そのものが同じなため、提供エリアや回線速度、安定性に差はありません。

性能はフレッツ光と同等です。
そこに各事業者が独自のオプションやキャンペーンをつけるなど、自社ブランドとしての付加価値を合わせて販売されています。

フレッツ光と同回線で性能もほぼ同じ。
それなのに各社の価格競争により料金が安くなるという嬉しい現象が起きています。

加えて光コラボの各事業者が独自のキャンペーンを用意しているため、フレッツ光よりもより使いやすく、トータルでお得というわけです。

ただNTT側も卸売販売をすることで、自社で営業せずとも利用者が増えるため、3者双方にメリットを享受できる形となっているんですね。

	卸売のメリット
NTT	・光コラボ事業者が新規顧客を獲得することで、自社で営業活動を行わなくても回線そのものの利用者が増える
光コラボ事業者	・光回線という新たな事業を行うことで会社の新たな売上が増える
光回線の利用者	・価格競争やサービス競争が生まれるため、光回線をより安価で使うことができる

このような形です。
私たち利用者にとっては光コラボ事業者が価格競争を行い、キャンペーンや特典を受けることができるのがありがたい限りなんですね。

光コラボとプロバイダ

光コラボではプロバイダ契約も不要です。
通常、インターネットを利用する際は「光回線事業者」と「プロバイダ」の2社に契約が必要になります。

NTTのフレッツ光は別でプロバイダ契約が必須のため料金が最も割高になりますが、光コラボでは別のプロバイダ契約が不要になる場合がほとんどです。

以前はネット回線と別でプロバイダ会社と契約するのが当たり前だったんだね・・。

現在ではプロバイダと一体型の光回線の方が主流になっていますよ。

主要光コラボ事業者	プロバイダ
ソフトバンク光	Yahoo！BB
So-net光プラス	So-net
BIGLOBE光	BIGLOBE
OCN光	OCN
ぷらら光	ぷらら
＠nifty光	nifty
＠TCOM光	TCOM
楽天ひかり	楽天ブロードバンド
ドコモ光	GMOとくとくBBなどの24社から選択

プロバイダは一体型の方が楽です。
現在はインターネット契約を結ぶとプロバイダ契約も同時に完了するという契約の方が増えていて、光コラボの大きなメリットの一つになっています。

手間も掛からず料金も安いので、わざわざフレッツ光を選択する理由が無いとまで言っていいと思いますね。

プロバイダ一体型のメリット

時代にもニーズにも合っています。
プロバイダ別契約の光回線を選択する理由はもう見当たりませんね。

このように光コラボには様々なメリットがあるため、旧来のフレッツ光と比較するのであれば新しい光コラボに軍配が上がると言えます。

スマホとのセット割

最後はスマホとの連携です。
ドコモやソフトバンクなどの大手スマホキャリアが光コラボに参入した事業者であることはもう誰でも知っていることですよね。

当然スマホとの連携を仕掛けています。
特定の光回線を使用することでスマホ料金が割引になり、トータルでお得になるという見逃せないサービスです。

セット割の例

キャリア	セット割の名称	光回線
ドコモ	ドコモ光セット割	ドコモ光
ソフトバンク	おうち割光セット	ソフトバンク光
Y!mobile	おうち割光セット A	ソフトバンク光
楽天モバイル	楽天ひかりUN-LIMITキャンペーン	楽天ひかり
au	auスマートバリュー	・auひかり ・ビッグローブ光 ・So-net光プラス ・@nifty光 ・コミュファ光 ・@Tcom光
au	DTI光auセット割	DTI光
DTI SIM	DTI光SIMセット割	DTI光
UQモバイル	自宅セット割	・@Tcom光 ・ビッグローブ光
donedone	ネットスマホ割	ビッグローブ光
BIGLOBEモバイル	光☆SIMセット割	ビッグローブ光
OCNモバイルONE	OCN光モバイル割	OCN光
IIJmio	mio割	IIJmioひかり
LIBMO	SIM×光セット割	@Tcom光

かなりの数があります。
スマホがドコモならドコモ光、ソフトバンクやY!mobileならソフトバンク光を使うことで、スマホ代の節約にもつながるというサービスです。

スマホと連動して割引サービスが出せるのはやはり光コラボならではのサービスです。

光回線のキャッシュバック

最後にキャッシュバックについてです。
光回線は新規契約するとキャンペーンでキャッシュバックが付いていることが多く、ここも見逃せない大きなポイントです。

回線によってはかなり高額のキャッシュバックもあるため、ここだけ狙って契約するという手もあります。

光回線	キャッシュバック額
ドコモ光	22,000円
ソフトバンク光	37,000円
auひかり	46,000円
NURO光	45,000円
＠nifty光	25,000円
NURO光	45,000円
ビッグローブ光	30,000円
BBIQ光	30,000円
コミュファ光	35,000円
eo光	10,000円
ピカラ光	30,000円

もちろん対応エリアやセット割の対応キャリアに違いはありますが、キャッシュバックの額はなかなか良い金額になっています。

キャッシュバックにセット割を加味すれば、光回線をいかに賢く選択するかでかなりの差が出ることは明らかです。

以上が光コラボの特徴です。
キャンペーンにスマホセット割など、現代のネット利用者にとっては見逃せないサービスばかりだということが分かると思います。

キャンペーンを上手く使えば大きなキャッシュバックも期待できるので、切り替えのメリットを活かして上手に光回線を選んでみて下さい。