年収300万円時代でどう生きていくか。幸せに生きていくための方法論と考え方をお伝えします。
年収300万円時代の到来が予想されて15年近く経ちましたが、今、現実に最も多い所得層となっています。確かに僕自身も年収300万円前後で生活する期間が長かったですね。
若年世代を中心に今の日本で最も多い所得層が年収300万円前後で、40代以降にもこの傾向が見られるようになっています。
大企業や上場企業で働く人は全体の3割以下。労働人口の7割超が中止企業に勤めているので、年収300万円時代はわりと多くの人に該当する話です。
年収300万前後としてそこから社会保険料や所得税・住民税が控除されるので、手取りでは年間で約250万円ほどです。この額でも十分幸せに暮らしていくことはできます。
年収300万円前後でも十分に無理なく暮らしている人は多いし、結婚して子供もいる人もいますからね。
元ブラック企業の社畜だった僕からすると、重要なのは、その額を稼ぐのにどれくらい労働時間を使っているかが重要ですね。
年収300万時代で幸せに生きていく方法論と考え方についてお伝えします。
年収300万円時代の具体的な給料額とは
東京を除き平均年収300万は普通
上場企業の多い東京などを除いて、多くの地方都市では年収300万円台なんてザラです。地方では300万円台切ることも多く、それでも何とかやりくして生活しているという人が大多数でしょう。
東京など大都市部のハイスペックサラリーマンを除いた多くの人達が年収300万円台。ここが今の日本の中央値です。
年収300万円時代の具体的な収入額は、毎月のお給料が約20万円ほど。夏冬のボーナスがそれぞれ30万円出てやっと到達する額なので、これ以下の人も多いはず。
なので自分の給料が300万円前後だからと言って悲観するほどでもないです。それくらいの額はわりと普通です。
家賃が最大のポイントになる年収300万円時代
東京の1人暮らしだとちょっとキツイ
日本の都市部、特に東京は家賃がべらぼうに高く、若い世代の1人暮らしはなかなかシンドいものがありますよね。年収に対する家賃の比率は、生活レベルを決めるうえでかなり重要になります。
特に東京の若年世帯(25歳未満)は収入の約50%が家賃に消えており、貯金などほぼ不可能ですね。
東京の25歳~34歳になると平均年収が400万円台に上がりますが、それでも家賃比重が高いためかなりハードモードです。
家賃が年収に占める割合はかなり重要で、年収300万円台だと東京の1人暮らしは厳しめです。最大の敵である家賃をどう抑えるか、ここにかかっています。
シェアハウスや実家暮らしなど、年収300万円台では住む所の工夫が必須ですね。会社からかなり離れた郊外などになる可能性も大です。
バカ高い家賃をどう攻略するか
多くの人が収入に対する家賃比率が高いため「働いていても貯金できず、消耗している」状態になっていると思います。
年収300万円時代に生活レベルを維持するためには、収入に対する家賃比率を25%以下に抑えるべきですね。
約20万円の給料なら家賃は5万円以下が理想的。家賃比率が30%とか35%とかになると、貯金が厳しいはず。都会になるほど、遊びや消費に対する誘惑も増えますからね。
京都、東京は特に収入に対する家賃比率が高く、全国トップとなっています。生きてるだけで家賃にお金が消えていきます。
逆に札幌や大阪などは比較的家賃の安い地域が多く、住む場所を選ぶのも重要な選択の一つと言えるでしょう。
年収300万円時代の具体的な生活改善策
サビ残ばかりの会社なら辞めよう
年収300万円時代に最も消耗する働き方は、年収が300万円台なのに会社にめちゃくちゃ時間を奪われるという状態です。年収が上がらないのに拘束時間が長いのは1番NGです。
年収が300万円台なのにサービス残業ばかりという働き方だと、副業することもできません。せめて時間だけは確保しましょう。
年収300万円台でサビ残ばかりだと、給料も上がらず自分の時間も失って人生詰みやすいです。必ず定時退社か、早く帰れなければ転職しましょう。
残業代も出ないのに「自己犠牲」ばかりと、自分が豊かになれるはずないですからね。速攻で帰りましょう。
給料低いのに時間だけ奪われる、つまり以前の僕ですね。社畜として人生詰むのでマジで辞めた方がいいですよ。
思い切って正社員を捨てる
これは僕が具体的に取った行動なんですが、思い切って「正社員を捨てる」ということも時として必要です。これには理由があります。
都会のある程度いい大学を出て、都会の大手に勤めれば、年収300万台を抜け出すのはわりとすぐです。だけど・・
だけどこのコースに乗らなかった場合。例えば地方の中小勤めだったら、そこから年収を上げていくのはかなり難しいです。労力もかなりかかります。
都会の大手で働いた時の労力の比じゃないですよ。それくらい、地方の中小で年収を上げるのはシンドいです。
地方の中小とかだと、正社員でも報われない可能性は格段に上がります。どうせ消耗するくらいなら、思い切って正社員を捨てるのもアリです。
非正規雇用+副業が最強に強い
正社員で働いているのに年収300万円台から抜け出せず、先輩や上司も豊かそうでなければ、あまりその会社に将来性はなさそうですよね。
正社員でもどのみち将来性が薄そうなら、派遣や契約社員で最低限の生活を維持しつつ、副業に全力を注ぐのがお勧めです。
都会の大手に勤めるというコースじゃなければ、年収が800万円を越すとか、ちょっと難しいです。であれば副業に全力を注いで、徐々に豊かになればOKです。
都市部でも地方でも、正社員だととにかく会社への忠誠が求められますよね。自己犠牲の量が評価の対象になるので、疲れ果てます。
思い切って時間の確保できる非正規雇用に切替え、副業で少しずつ稼げるようになると人生変わります。
年収300万円時代の幸せな生き方とは
働く時間や働き方によって大きく変わる
年収300万円台と言っても、働く時間や働き方によって幸福度は大きく変わります。毎日サビ残ばかりで消耗の人もいれば、毎日ノー残業で定時退社できているという人もいるでしょう。
年収300万円台を稼ぎ出すのに、どれくらいの時間と労力を費やしているか、ここがかなり重要なポイントです。
最低限の時間と労力で年収300万台なら、そのまま定時退社で速攻帰宅して、少しでも副業で自由なお金を稼げれば最高ですね。もし激務で年収300万なら、まずは転職です。
もし毎日激務で年収300万円台とかなら、ちょっと将来危うい可能性が高いです。毎日激務なら、せめて年収500万円以上はもらわないとですね。
激務すぎるなら年収1,000万円でも不幸
あまりに激務すぎて、精神も命も削るとかなら、例え年収1,000万円台でも不幸ですよ。収入は相対で考えるべきです。
人生は絶対収入よりも相対収入が重要で、身体を壊して1,000万より、定時退社の年収300万円台のほうが幸せになりやすいです。
もし会社と関わるなら、定時退社以外はあり得ないと僕は思っています。自分の時間からしか豊かさは生まれませんからね。
自分の中の豊かさのモノサシを定義してみましょう。自分の時間以上に価値のあるものはないはずです。次にお金の余裕ですが、それも自分の時間から生み出せます。
定時退社の年収300万円台+副業収入100~200万円台ができると、時間とお金のバランスがかなり良くなりますよ。
あとは人によって配分が変わるはず。自分の豊かさを決めて、無理せずコスパよく生きていくと幸せを感じやすいはずです。