まだ会社から離職票が届かない・・。退職して2週間以上になるのに、どうなってるんだ??
こんな悩みにお答えします。
この記事を書いた人
退職した会社から離職票が届かない・・
これまでに僕も何度か経験しました。
退職トラブルは日常茶飯事。
中には悪質な会社もあるので要注意です。
退職した会社から離職票が届かない、は意外とよくある話です。10日経ったら動き出しましょう。
何度も手続きしてきました
ブラック企業も含めて、僕自身これまでに5社以上転職してきたので、離職票やハローワークの手続きはかなり経験しました。離職票が届かない時の具体的な対策について解説します。
スムーズな会社もありますけどね。
会社の規模によっては、遅い会社もあります。
退職後2週間を過ぎても離職票が届かないとかなら、すぐに対応しましょう。普通なら、10日~2週間前後では自宅に届きます。
本来は雇用保険法違反なんですよ。
それでも、手続きの遅い会社は多いです。
離職票の交付を拒んだり、交付を遅らせる権限など会社にはありません。離職票を確実に受け取る方法と対策についてまとめました。
退職後、離職票が早めに必要な本当の理由
失業保険の手続きは1日でも早く
離職票は失業保険に必要な書類です。
それ以外に使う用途はありません。
失業保険が要らない人は、離職票は不要・・
というのは、実は間違いです。
どんな退職理由でも、すぐに転職しよう思っている場合でも、ひとまず離職票を持ってハロワで手続きを済ませることをお勧めします。
何が起こるか分からないからです。
それと意外なメリットもあります。
再就職手当にも関わる
失業保険をもらうだけじゃありません。
再就職手当の金額も大きいですよ。
ハロワの「再就職手当について」をご参考下さい。
失業保険はもちろんですが、すぐに転職先が決まれば再就職手当も出ます。これは「雇用保険受給の手続き」を済ませていることが大前提です。
個人個人で条件は微妙に変わります。
なので詳しくはハロワで聞いてみて下さい。
失業保険だけじゃないんだ・・。どちらにしも、ハロワの手続きは早い方がいいってことなんだね?
早い方が絶対にいいです。人によって変わりますが、僕の時は再就職手当が30万円くらい出ましたよ。
失業保険はもちろんですけどね。
実はそれだけじゃないんです。
どちらにしても、離職票を早く受け取っておくに越したことはありません。
離職票がなかなか自宅に届かない原因3選
①退職が完全に成立していない
まず退職が完全に成立していること。
これがそもそもの大前提です。僕も経験済みですが、一方的に退職を認めないという会社もあるから要注意ですよ。
実際に僕の退職後に会社を辞めた女性社員から、離職票がまだ届かないと相談を受けたことがあります。退職がうまく成立していなかったようですね。
互いに合意のうえ退職しましょう。
こちらから退職届を提出し、退職日もハッキリ決めて、きちんと退職を成立させておくことが重要です。
②離職票が必要な事を伝えていない
これ意外と忘れがちですね。
退職する際は「離職票が必要」だと、会社にしっかり伝えていますか?
何も言わなくても離職票を出す会社もあれば、こちらから伝えるまでは、手続きを何もしない会社もあります。
離職票くらい出すのが普通ですけどね。
でも実際に僕もありましたよ。
関係ない書類が1~2枚届いて終わり、みたいな。
退職時には必ず「離職票をすぐに送って下さい」と伝えておきましょう。送付しないと会社は雇用保険法違反になるので、遠慮する必要はありません。
法律で決まっているなら・・。
離職票がすぐ届かないのは明らかにおかしいよね。
雇用保険法で決まっています。もし会社が離職票の交付を拒んだ場合、6ヶ月以下の懲役もしくは30万円以下の罰則対象です。
③会社が手続きを怠っている可能性もある
退職の手続きは全部終わらせた。
あとは届くのを待つだけの状態。
それでもまだ書類が届かない場合は・・
この状態でまだ離職票が届かないなら、何かの入れ違いか、もしくは会社が手続きを怠っている可能性があります。
現在の状況を確認しよう
会社は退職の翌日から10日内に「離職証明書」をハローワークに提出しなければなりません。10日経過したら、状況を管轄のハローワークに問い合わせて確認してみましょう。
これで状況が分かります。
会社は手続き済みかもしれません。
離職票はまず会社がハロワに必要書類を提出していること、これが絶対条件になります。ここの確認を取りましょう。
離職票が届かずに10日経過したら動き出そう
離職票は10日が目安
最初の目安は退職から約10日です。
この時点でハロワに問い合わせれば、会社は既に手続き中か、まだ何もしてないかが分かります。
退職日から10日経過しているはずなのに、会社がハローワークに手続きをまだしていなかったら、動き出す合図ですね。
そんな人あまりいませんけどね。
それ以外は必ず10日以内です。
離職票交付までの流れ
- 会社からハロワへ離職証明書提出
- ハロワから会社へ離職票発送
- 会社から本人へ離職票送付
この流れです。
まず①を10日以内にと、決まっています。
だから本人への送付は、10日~2週間前後が一般的です。
でも会社によっては、本人からの催促がないことを「離職票の辞退」と勝手に捉える会社もあるんですよ。
連絡できるなら会社へ直接催促を
連絡できる人は直接会社へ催促しましょう。
離職票の辞退と、勝手に解釈されてるかもしれません。
ここで始めて動き出す会社もあります。
連絡したら「離職票は要らないと思ってた」みたいに言う人もいますからね。
もし相手がブラックなら・・
もし相手がブラック企業やブラック上司だったら。退職日の当日に郵便局に行き、配達記録を残しつつ書面で請求するのも効果的です。
実際に僕は書面を出したことがあります。
その時は相手がブラックすぎたので。
配達記録付きの書面なら効果的です。
自然と会社も動かざるを得ない状況になりますからね。
連絡できなくはないけどね。
もうやり取りしたくないのが本音だよね。
そうですよね。ただし最低でも、会社から受け取っておくべき書類は確認してた方がいいですよ。
退職後、会社からもらっておくべき書類
連絡したくない気持ちも分かります。
でも必要書類もあるので、微妙ですよね。
そんな時は書面でもいいし、簡単な手紙でもOKです。
以下の4つは受け取っておきましょう。
退職後の必要書類
- 離職票
- 年金手帳
- 源泉徴収票
- 雇用保険被保険者証
最低でもこの4つはもらっておきましょう。
郵送で送ってくる会社もありますが、こちらから請求しないと出さない会社もあります。
なので先手を打って「この種類を郵送で送って下さい」と書面で請求しておけば、余計な会話を交わす必要もありません。
それでもまだ離職票が届かない時の裏ワザとは
10日間以内提出ルールの裏側
雇用保険法で定められている会社からハロワへの離職証明書の提出ですが、実は法律で定められているのは、会社からハロワに書類を提出するところまでなんです。
その後、会社から離職者に対して、離職票を必ず交付しなさいとは定められていません。なぜこうも甘いのか不思議ですが・・。
つまりせっかくハロワが会社へ離職票を発送しているのに、実際に会社から離職者に対する送付手続きが遅ければ、それだけ届くのが遅くなります。
変な話、会社で離職票を保管されたままにされても、法律上は問題ないということになってしまうんです。
離職票交付までの流れ
- 会社からハロワへ離職証明書提出
- ハロワから会社へ離職票発送
- 会社から本人へ離職票送付
まず①が10日以内までです。
しかし③には、期日の規定がありません。
変な話、嫌がらせされ放題の可能性も出てきます・・。これはマズいですよね。
ハロワが既に会社へ離職票を発送している場合
退職後、約2週間くらい経過してハロワに状況を問い合わせてみた時、もう既に手続き済みであることが確認できたと仮定します。
離職証明書がハロワに届いており、ハロワも会社へ離職票を返送済みと確認が取れた場合、ここで理論上可能な裏ワザ(自己責任で)が1つあります。
離職票の再発行もできる
会社からもらった「離職票を失くした」とハロワで言えば、その場で再発行してもらい受け取ることができます。ハロワからすれば、会社に送ったものを本人に再度渡すだけなので。
*もちろんあくまで自己責任です。
あくまで自己責任ですが、会社から離職票を届くまでのタイムラグを、理論上は短縮できます。
で実際にこれで再発行してもらえますが、全ての場合で成功するとは言えないし、自己責任でお願いします。
会社(離職証明書)⇒ハロワ(離職票返送)⇒会社(離職票郵送手続き中)⇒本人(離職票到着待ち)この構図を知っておくだけでもかなり違うと思います。
あとハローワークの担当の人と、できるだけ仲良くなっておいた方がいいですね。悪質な会社の場合、ハロワから催促してもらえることもありますので。
早急に手続きを進め、次の動きをできるだけ有利に進めましょう。退職後、まずは離職票が最優先事項です。