ブラック企業って潰れないのかな?? メチャクチャな会社が長続きするとは思えないけどな・・。
こんな疑問にお答えします。
この記事を書いた人
ブラック企業はしぶとく生き残る。
そんな現状が続くのは、もう嫌ですよね。
でも安心して下さい。
いい加減な会社は、必ず滅びます。
この記事では、ブラック企業を退社したその後の経過についてまとめました。やはりボロボロでした・・。
必死で脱社畜しました
ちなみにこの記事の筆者である僕ですが、元は毎月200時間以上残業するようなバリバリの社畜でした。ブラック企業を嫌と言うほど味わった体験を元に、現状をお伝えします。
退職後も、悪い噂ばかりでした。
やはりそんな会社に我慢して勤める必要は一切ないと、僕が身をもって断言できます。
もし今あなたが勤めている会社がブラック企業じゃないかという疑念があるなら、迷わず今すぐ退職・転職の準備に取り掛かって下さい。そこにいても未来はありません。
ブラック企業を退職したその後どうなるのか?
リアルな現状をお伝えします。
ブラック企業では非現実的な働き方が当たり前
残業200時間越えの世界線
ブラック企業の世界は超異常です。
異常すぎて、恐らく普通の人には想像もつかないと思います。どんな生活をしたら残業200時間なんて数字になるのか、不思議ですよね。
まず当時のスケジュールからご紹介します。
今振り返っても本当に異常な世界です。
職種は不動産で、売買と賃貸管理がメイン。
朝から異様な大声で朝礼をする、典型的な体育会系です。
社畜時代の平均的な1日のスケジュール
- 08:00 出社 掃除開始
- 08:30 朝礼 経営理念唱和
- 09:00 部門別ミーテイング
- 09:30 全体ミーテイング
- 10:00 営業開始(開店)
- 14:30 昼食
- 19:30 終業、閉店
- 20:00 全体会議、報告会
- 22:00 管理職ミーテイング
- 23:30 残務整理開始
- 25:30 退社
これが平均的な1日です。
朝8時が出社なので本来の定時は17時なんですが、もちろんそんな時間に終わるわけありません。毎日8時間以上残業です。
休みは週に半日あればいい方。毎日8時間以上残業×25日で、あっという間に200時間越えです。
業績が悪かったり問題が起こったりすると、管理職は社長自宅へ呼び出され、そこでまた延々と叱責が行われます。自分の仕事をこなす時間が取れず、余計に仕事をしないといけなくなる負のループです。
日々の仕事が全然追いつきません。
なので日曜日も半日くらいは出社して、自分の仕事をしていました。週に半日休めればいい方、という感じでしたね。
プライベートはほぼ無し
もちろんこれより遅い日もあります。
あくまで平均的な1日の例なので。こんな生活をしていると、想像のとおりプライベートな時間はほぼ取れません。
勉強会や反省会、社長から激怒の時間を入れたりするとまだまだ遅くまで会社にいないといけないこともありました。
ブラック企業はとにかく束縛が大好き。
社員に自由時間を与えることは罪のように思っています。やっと休みを確保した社員も、ゴルフやなど会社の強制イベントで潰されます。
どう考えてもおかしな会社ですが「ついてこれないヤツは逃げだ」みたいな空気がどっぷりあったので、ある種オカルト団体のようでしたね。
正常に考える暇すら与えない
今思えばそこで思考停止してしまった当時の自分が悔やまれますが、これも全てブラック企業の策略です。正常に考える時間すら与えないのです。
長時間労働=正義
こう考える会社は、そもそもビジネスが下手な会社であることが多いです。
社員を疲弊させないと存続できない会社は、そもそも存在意義が薄いです。生産性が高く利益を上げている会社ほど労働環境が良いですね。
そこで働くことで自分が吸収できるものがどれくらいあるか?ただ一方的に労働力を提供するだけの状態なら、消耗するだけなので早めに見切りをつけることをお勧めします。
仲間のほとんどは同じように辞めていった
呆れるほどのいい加減さ
ブラック企業は、本当にいい加減です。
僕が辞めたその後、一体何が起こったか?正直、想像以上のにボロボロさに呆れるしかありませんでした。
ある意味では「やっぱりな・・」という気持ちですが、何の反省もない経営陣の姿にはもはや哀れみすら感じます。
その後ほとんどの従業員は僕と同じように退職し、人がさらに入れ替わって当時のメンバーは一切残りませんでした。
入社してから果たしてどれだけの数の人が去っていったことか。当時僕をあれだけ引きとめていた人達もやっと洗脳が溶けて気づいたのか、後を追うように次々と退職していったようです。
社員がどれだけ体を壊しても働かせる
とにかく社員は辞めさせません。
引き止め工作が酷いです。ある女性社員は長時間労働に耐え切れず、ついには体を壊したそうです。が、それでもまだ辞めさせないよう束縛が続いたとのことです。
社員がどれだけ体を壊しても、そこで働く意思がなくても関係ありません。パワハラどころか強制労働を強いられることだって現実に本当にあります。
結局その女性社員は体を壊し、病院の診断書まで提出してなんとか退職したようです。そこまで腐っているのかと愕然としました。彼らは人が苦しんでいることなど関係ないんです。
そういうことをするから人望も信頼も信用も無くなるのに。
逆に社員が離れていくことに早く気づけよ・・。
散々立派な事を言ってた経営者が逃げた
理念という悪の教典
ブラック企業ではとにかく立派なそれらしい言葉が飛び交います。顧客のために、社会のために、地域経済の発展のためになどなど。社員には人としてものすごく立派な姿勢を要求します。
「経営理念」という表向きの言葉を借りたまさに悪の経典です。
企業理念という体のいい言葉に置き換えて限界まで社員を追い込んでいくスタイル。理念しかなくビジネスが下手な会社は本当にやっかいです。上が馬鹿だと犠牲になるのはそこで働く社員です。
僕もとにかく厳しく求められました。人としてどうとか考え方がどうのこうのとか、よくそんな立派な事を他人には要求できたなと。
経営者は会社を身売りして高飛び
他人にのみ厳しい経営手法で社員が次々と退職していったので、会社も行き詰まったのでしょう。散々立派な事を言っておきながら、結局会社を手放し身売りしたようです。
労働基準法など守るはずもなく、コンプライアンスも常識も通用しない。どれだけ人が離れていっても自分達に原因があるとは感じない。都合が悪くなったら顧客を捨ててでも逃げる。ブラック企業とはそんなものです。
そこで頑張れない自分が悪いとか我慢が足りないとか思う必要は一切ないのです。自分を守るために一刻も早くそこから去りましょう。
自由になるために自分のために働こう
業績は会社に蓄積される
1部上場企業から底辺ブラック企業まで経験しましたが、労働収入の働き方をしていては、結局オーナーの株価を上げるために働いてるのと同じだということを完全に悟ってしまいました。
結局のところ会社員である限りは会社でどれだけ必死に頑張っても、それは会社オーナーのために働いていることにしかなりません。どれだけ実績を上げても会社に蓄積されるだけです。
僕らは自由になるために自分のために働かなければならならいのです。会社員という立場では給料分限界ギリギリまで酷使され続けるだけです。
*これはブラック企業に限った話ではありません。マルクスが資本論で説いたように、資本主義経済の中では労働収入では豊かになることはできないのです。
自分の労働と時間を切り売りする働き方を変えて自分だけの資産を作り出しましょう。現代はネットを活用すれば個人が資産家になれる時代です。
ブラック企業は特にひどかったですが、労働の基本的構造はどこも同じだということが完全に分かりました。労働収入には限界があるので、副業などでビジネス収入を確保し収入源を逆転させましょう。