自分に自信がもてない・・。自信をつけて前向きになるにはどうすればいいんだろう?
こんな悩みにお答えします。
この記事を書いた人
いつも自分に自信がない・・。
私たち日本人は特に、世界で最も悲観的で自信がないとされています。
その原因と解決策を探りました。
この記事では「自信がない」人の特徴・原因とその解決策についてまとめました。自信を上げるにはコツがあります
自信の有無は人生を左右する
自信がなく悲観的な人生を送ることほど寂しいものはありません。自信とは何か?を心理学的に理解して、前向きに自信をつける方法を実践すれば、それだけで未来は明るくなります。
自信とは何か・・?
謙虚さが美しい日本では、その認識が間違って捉えられがちです。
そしてもともとあった自信が、他人に奪われることも少なくありません。自信を保つことは、生きづらさを解消するポイントにもなります。
この辺りを本記事で解説します。
正しい自信を身につけて、気持ちよく生きていきましょう。
自信がない人はまず「自信がどこから生まれるか?」を知っておくべき
そもそも自信とは?
そもそも「自信」とは何でしょう?
ここの認識がズレていると、良い自信をもつことなんてできません。まずは自信の正しい定義から確認しておきましょう。
良い自信に必要なもの。
それはまず、自信が何から生まれるかを正しく認識することです。
自信の正しい定義とは
自信とは、自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できるかという可能性の認知、のこと。ある行動を起こす前に「これなら自分はきっとできる!」と思える感覚のことです。
自分ならできる!と思えるどうか。
その感覚を「自己効力感」と言います。
自己効力感の高い人と低い人
「自己効力感」とは心理学用語の1つ。
自己効力感はアルバート・バンデューラという、認知心理学者によって提唱された考え方になります。
「自信の根底」にあるのが自己効力感。 自己効力感とはつまり、目標を達成できるという認知、課題を克服できるという自分への期待感のことです。
自己効力感が高い人の考え方
- きっと上手くいく
- すぐに対応しよう
- それは自分がやってみよう
- もっと色んな事にチャレンジしたい
自己効力感が低い人の考え方
- たぶん上手くいかない
- すぐにはできそうにない
- それは自分じゃ無理っぽい
- ずっと変わらず今のままがいい
自分ならできそう!
と思える感覚の差が、まさに自信の有無を分けることになります。
つまり自己効力感を上げる=自信アップ
自信の根源にある「自己効力感」を高める方法を実践することが、自信をつける方法の最適解です。
自信の根源を高めましょう。
その具体的方法を解説します。
自信がない人が自分に正しい自信をつける方法
人が自信を失いやすい理由
人は自信を失いやすい生き物。
それは心理的な働きが影響で、何かを達成した時よりも、失敗や上手くいかなかった時の記憶の方が残りやすいからです。
ツァイガルニック効果
上手くいったことより、失敗や未達成なことの方が記憶に残るという心理現象。自ら別れを告げた恋人より、別れを告げられた相手に未練が残るのも、この心理現象が原因です。
だから自信を失いやすい。
ネガティブな現象ですよね。
自信をアップさせるには、心理的なツァイガルニック効果に対抗しつつ、効果的に自己効力感を高める方法が必要になります。
それにはコツがあります。
具体的な方法は以下の通りです。
自己効力感を上げる具体的方法
- 成功体験の積み重ね
- 代理体験でイメージ向上
- 言語的説得の繰り返し
- 生理的要因の安定
代表的な方法の4つです。
この4つが自己効力感を高めるカギとなります。
①小さな成功体験を積み重ねる
まずは小さな成功体験からでOK。
あまりに高い目標や遠すぎる夢を設定していると、実は自分が新しいハードルを乗り越えていたことに気付けません。
完璧主義や潔癖症だと、この感覚を得にくいです。
小さなことでも「やったらできた!」という感覚を持つ。少しのことでも、自分を褒めるクセをつけるとGoodです。
自分に厳しいと、できないですよ。
素直に自分を褒めてあげましょう。
②代理体験でイメージを上げる
これは「他人の成功体験」のことです。
例えば、成功者の成功ストーリーを見たり聞いたりした時に、自分も気持ちが高揚する感覚ってありますよね。
他者の成功体験でもOK。
誰かの成功を代理体験することで、人は自己効力感を高めることが可能です。
理想の人や成功モデルを見つけておくといいですよ。
その人の講演や成功ストーリーを見聞きすることで、同時に自己イメージも上げることができます。
③言語的説得を繰り返す
こちらは「他者からの応援」という方法です。
簡単に言うと、自分以外の誰かに励ましてもらったり褒めてもらうことで、自己効力感を高めるという方法です。
他人から褒めらたり認められた時に、その言葉を素直に受け取れているでしょうか?
褒め言葉を素直に受け取るという「心の準備」をしておくことも重要です。
これ意外とできてない人は多いです。
褒め言葉を受けた時は、素直に自分の自信へとつなげましょう。
なるほど、でもなかなか人に褒められることって少ないよね。自分から「励まして!」とも言いにくいし・・。
自分で自分に肯定的な言葉を使う、という方法でもOKです。アファメーションというテクニックがお勧めです。
④生理的要因を安定させる
最後に生理的要因の安定です。
ストレスや睡眠不足など、身体的・精神的に負荷がかかっている状態だと、自己効力感ももちろん上がりづらいです。
心身の健康を確保する
- ストレス負荷の軽減
- バランスの良い食事
- 適切な睡眠時間の確保
- 適度な運動や筋トレ
こういった基本的なことですね。
でも意外と、これが全部できてる人って少ないですよね。
生理的要因の安定には、今いる環境が大きく影響します。例えばブラック上司など、他人から自信を奪われるような環境は積極的に避けるべきです。
他人から「自信を奪われている」
このケースはめちゃくちゃ多いはずです。
あまりにシンドいなら環境を変えましょう。
自信を奪われ続ける日々から抜け出すには、環境を変えるほど効果的なことはないですよ。
なぜ日本には自信がない人が多いのか?
世界トップクラスに自信がない日本人
世界一優秀なのに世界一自信がない。
それが私たち日本人です。思慮深さや忍耐強さ、謙虚さは世界で最も素晴らしいのに・・。
日本では謙虚=美しいとされていますよね。
だけどそれは「自信を持たない方が良い」ということではないはずです。
卑下してしまう日本人
日本では自信を持っていると「自信過剰」「自慢」「自己中」などと見られがち。 いじめの対象になるので、学校、職場などでは、謙虚どころか自分を卑下するクセがつきやすいです。
陰口や悪口の対象になりやすい。
出る杭は打たれる現象ですね。この影響が大きいです。
自信と傲慢、謙虚と卑屈
女性社会は特にこの傾向が強いですね。
周囲より目立つとすぐ陰口が・・。だから自信を持てず、周囲に忖度して、自分を卑下するクセがいつの間にかついてしまう。
だけど本来は「傲慢」が悪いのであって「自信」はあって良いものです。そして「謙虚」は素晴らしいけど、「卑屈」にはなるべきじゃありません。
重要な4つの領域
- 傲慢
→おごり高ぶって人を見下すこと。 - 自信
→自分の価値・能力を信じること。自己を信頼する心。 - 謙虚
→偉ぶることなく、素直でつつましいこと。 - 卑屈
→必要以上に自分を下げること。
冷静に見ると良く分かりますよね。
どう考えても「自信」「謙虚」が人には必要で「傲慢」「卑屈」が不要です。
自信に対して悪いイメージが持たれがちですが、むしろ絶対的に必要なものです。悪いのは傲慢になること、これがなければOKですね。
卑屈な人も魅力ないですよね。
傲慢と卑屈が本当に良くない。
自信と傲慢、謙虚と卑屈
この4つの領域の考え方で、もう迷うことはなくなるはずです。あとは自己効力感を高める方法を実践していきましょう。