憧れのセミリタイアをしてみたな。けど実際どうやったらそんなことができるんだろう?本当にそんな人いるんだろうか?
この記事では超早期リタイアをする「FIREムーブメント」についてまとめました。働き方についての意識が現実に変わりつつあります。
FIRE(Financial Independence, Retire Early:経済的自由、早期リタイア)という動きが、特にミレニアル世代(2000年代に成人あるいは社会人になる世代)を中心に爆発的な人気となっています。
このFIREという生き方は英語圏から徐々に広がり、ニューヨークタイムズの記事でも紹介されたほど。つまり日本でも近くこの動きが広まってくることは容易に想像できます。
FIREは日本で抱くセミリタイアの感覚とは少し異なっていますね。
FIREの特徴は「超早期リタイア」であること。下手すれば20代、平均でも30代前後で仕事を辞めて完全にリタイア。あとは自由にのんびり好きに生きていくとうから驚きです。もちろん、その分若い時に倹約生活と貯蓄を頑張るようです。
仕事や生き方への価値観が世界中で大きく変動していることが何だか嬉しく感じます。FIREを実践者の中でも人によって色々な特徴や方法があるみたいなので調べてみました。
人生の大半を働かずに自由に生きる、いい動きが広がってますね!
30歳で会社を辞めたPete Adeney(ピート・アデニー)
FIREムーブメントの火付け役
日本のこれまでのセミリタイアやアーリーリタイアは40~50歳前後。日本なら40歳でもかなり早い印象を持たれそうですが、Pete Adeney(ピート・アデニー)さんはそれをさらに上回る30歳での完全リタイア。
FIREムーブメントの火付け役となった彼は、3人家族で年2万4000ドル(約270万円)で生きていく人生設計を立て、2300万円の家と6500万円が貯まったところで会社を退職。運用による利回り4%を生活費に充てれば生きていけると判断したそうです。
貯蓄額の目安とした額は年間支出の約25倍。無駄遣いを一切やめ、車も持たず、家も安い地域でつつましい暮らしです。
贅沢よりも、自分の時間、自分の人生を自分で自由に決めたいという考えにとても共感できますね。
FIREにも様々な種類がある
ニューヨークタイムズの記事によるとFIREにも様々な種類があるようです。消費主義に偏って仕事の奴隷となってしまわない生き方。でも単なる倹約主義者ではないという所が魅力的です。
Lean FIRE
極端に節約をする人、生活費をとにかく極限に抑えてFIRE生活をする人のこと。
Fat FIRE
FIRE生活をする前に十分な貯蓄を準備し、その後は投資やブログなどから収益を得て、なるべく生活レベルを落とさずにFIRE生活をする人。
バリスタFIRE
フルタイムの仕事は引退したけれど、健康保険のためにスターバックス等でパートタイマーとして軽めに働く人。バリスタしながらとは、欧米らしい発想です。
自分に合った理想的なFIRE生活を追求しよう
生活レベルを落とさないために
最初はLean FIREで貯蓄を頑張る必要があるかもしれません。徐々に仕事の比重を減らしてバリスタFIREくらいで生きていけるようになるといいですね。
最終的にはFat FIREのようになるべく生活レベルを落とさずにリタイアできると、現実的に考えて本当に理想的だと思います。
FIREムーブメントの火付け役となったPete Adeneyさんですが、その経験をブログで広めて今では年間40万ドル(約4500万円)の収入源になっているそうです。
ブログやHPからの収入があればバリスタFIREで暮らしてもいいし、生活レベルを落とさずにFat FIREだってできるようになります。
大富豪ほど無駄な消費はしない
永久就職や定年退職はもはや過去のもので、ワークライフバランスを真剣に考える時代になってきました。
アメリカの億万長者研究者の第一人者であるトマス・J・スタンリーは、贅沢な生活を追いかけるために働いてもお金持ちにはなれないとの調査結果を発表しています。
実は本当の成功者や大富豪と呼ばれる人達の多くはいい意味でとても「倹約家」であるそうです。単なるケチとはまた違っていて、浪費主義に陥らない人ほど資産形成に成功することをお金持ちほどよく知っていようです。
働かなくていい未来
僕自身も副業を本業へと移行する期間は死ぬほど倹約しました。ブログやHPなど、ネット上に資産を作ることができればバリスタFIREでもFat FIREもできるようになります。
人生の大半をお金を稼ぐために働くのか、人生の大半を働かずに自由に生きるか。真剣に悩み考え抜いた結果、やはりブログやHPでアフィリエイトを頑張ることが最善の選択でした。
FIREムーブメントから人生とお金について考えさせられることがとても多いです。倹約・貯蓄と同時に副業を頑張ってみると「働かなくていい未来」がきっと見えてきます。今が生き方を変える時です。
労働収入は浪費せずできるだけ貯蓄に回し、副業でビジネス収入を何とか形にしていく。メインの収入源を労働収入からビジネス収入へと逆転させれるようになると明るい未来が見えてきます。僕の中でもまさに今FIREムーブメントが流行中です。